ファーマインドにとって最優先事項は、商品の安全性を保証することです。先進的な衛生管理システムを採用し、国際的な品質管理、品質保証規格であるISO9001及び食品安全の国際規格であるISO22000を取得しています。
加工センターでは、到着した青果物が品質検査を受け、基準を満たすものだけが適正な室温に調整された加工エリアへ運ばれます。さらに商品化の工程では、青果物への保存料は使用していません。有機農産物は、有機JAS認証の要件にしたがって必要な要件を満たしたラインで加工しています。
今日、トレーサビリティは消費者のみなさまの重大な関心事です。ファーマインドでは、梱包用のクレートや商品のパッケージに番号がつけられ、産地や収穫日まで追跡できるトレース・システムを採用し、市場の信頼に応えています。
このシステムは安全・衛生面に加えて、味や品質の向上に役立てています。
トレーサビリティとは、生産、加工、流通、販売などの段階で、食品の仕入先、販売先、生産・製造方法などの記録をとり保管し、食品とその情報を追跡しさかのぼることができることをいいます。
これにより、みなさまへ食品の履歴を提示し、より安全性と信頼性を高めることが可能になります。
有毒化学物質ほか汚染物質を排出することのない、環境に優しいビジネスを展開しています。さらに、3R(リサイクル、リユース、リデュース)にも取り組んでいます。
サステナビリティとは、日本語で「持続可能性」と訳されていますが、元々は「sustain」(行動、努力、興味などを持続させる)と「ability」(能力、実力、力量)という2つの言葉からの造語です。具体的には「今日生きている私たちの世代だけでなく、これから生まれてくる未来の世代の人々にとっても、より良い生活のできる世界をつくること」を意味しています。このために企業も政府や市民も共に、地球環境を守り人々が幸せに生きることのできる社会を築くことが求められています。
カットパインの製造では、たくさんのパイナップルの皮が廃棄されます。このパイナップルの皮を牧場へ家畜用飼料として、また有機肥料としてリサイクルしています。
バナナ、パイナップルを運ぶコンテナは、今までダンボールでの輸送がメインでしたが、再利用可能なプラスチック製の折り畳み式コンテナに順次切り替えています。このコンテナは、日本へ到着後、当社でそのまま加工を行い、積み換えをせず小売店へ配送され陳列されます。商品納入後は折り畳まれ、現地へ戻り再び利用されます。
上記のような廃棄物のリサイクルへの取り組み、プラスチック製折り畳みコンテナを積極利用することで、ダンボールや発泡スチロールなどの中間流通での廃棄物の低減に努めています。また、加工時に新規の外箱の使用を減らし、原料入荷のダンボール・コンテナの元箱利用、緩衝材の再利用を法令遵守の範囲内で推進し、工場での廃棄物低減を推進しています。
ISO9001審査登録証
(画像をクリックすると拡大します)ISO22000は、衛生面を含めた食品安全管理を実践するためのマネジメントシステムに関する国際規格です。当社ではHACCP手法を取入れるなど早くから安全への取り組みを進めてきており、センターカットフルーツ部門および本社カットフルーツ関連業務遂行部門において、青果業界で初めてこのISO22000を取得。2022年には、焼いも部門でも認証を得ました。食品に関連する企業の持続的発展に寄与するリスクマネジメントやコンプライアンスといった要素を組み込んだ国際基準のマネジメントシステムに基づき、お客さまに安心していただける安全な商品を提供していきます。
ISO22000審査登録証
(画像をクリックすると拡大します)当社の品質方針ならびに食品安全方針は以下の通りです。
地球温暖化への対策として省エネルギー(化石化燃料削減)や温室効果ガスの削減は、昨今社会でも大きく取扱われているテーマであり、当社もその強化策の一環として2011年4月、広島センター(広島市西区草津港)に太陽光発電設備を設置致しました。
その後、郡山センター、名古屋センター、神戸センターにも太陽光発電設備を設置致しました。