2020年07月01日
株式会社ファーマインド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀内達生、以下「ファーマインド」)は、このたび、株式会社日本農業(本社:東京都品川区、代表取締役:内藤 祥平、以下「日本農業」)と共に、2020年5月に「ジャパンアップル株式会社」(本社:青森県青森市、代表取締役:鈴木 寛人・岸田 賢、以下「ジャパンアップル」)を設立し、リンゴ生産事業に参入いたします。
ジャパンアップルでは、従来の栽培方法に比べて反収を大幅に増加させることが可能となる高密植わい化栽培方式(※)によるリンゴの生産事業を行います。生産開始から5年間で100haまで生産面積を拡大し、10年後には最大6千トンの収穫量を目標といたします。収穫したリンゴは、ファーマインド及び日本農業を通じて国内外に販売していきます。
(※)高密植わい化栽培…通常よりもコンパクトな小型樹に育つ専用の苗を密植し、早期多収、均質生産、作業の省力化を見込める栽培方法。
本事業のパートナーである日本農業は、海外販路の開拓を通しより多くの世界中の人々へ日本の優良農産物を届けることにより、日本の農産業を「儲かる産業」へ転換することを図っている2016年に設立された会社です。反収向上を目指した「高密植栽培方式」による自社農園でのリンゴの栽培と契約農家への生産指導、海外における同様の日本品種・日本式栽培方法の推進、東南アジアを中心とした国産青果物の輸出・販売、輸出コンサルティング等を行っています。りんごについては、インドネシア・タイ・フィリピンの3ヶ国において、自社ブランド「エッセンス」が各国へ輸入されている日本産りんごの中ではトップの市場シェアを獲得しております。
ファーマインドでは、これまでも日本最大の野菜露地生産事業会社である北海道産直センター(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:出羽 盛久)の経営統合や、野菜の生産事業を行うオリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)との資本業務提携、そして全国のJAとの様々な取り組みなどを通じて、国産青果の取扱いを強化して参りましたが、今回のリンゴ生産事業への参入によって、国内農業の競争力強化に資するとともに、国産青果物の更なる商品群の拡充と安定供給を実現し、量販店をはじめとする顧客の皆様、更にその先の消費者の皆様の要望に応えて参ります。
当社は、今後とも国内外での青果物の供給体制の強化及びコールドチェーンを通じた品質向上を図り、「生産者と消費者を繋ぐ」という当社企業理念に基づき、生産地から消費者の皆様へ新鮮でおいしい青果物をお届けして参ります。