2019年12月05日
全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業の株式会社ファーマインド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀内達生、以下「ファーマインド」)は、このたび、株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区、頭取:藤原 弘治)および農林中央金庫(本店:東京都千代田区、代表理事理事長:奥 和登)などが出資するGulf Japan Food Fund(以下「GJFF」)ならびにGJFFに投資助言を行うMizuho Gulf Capital Partners Ltd(以下「MGCP」)との間で資本業務提携をすることについて合意しました。本資本業務提携により、ファーマインドが2019年12月19日に予定されているファーマインドの臨時株主総会での承認を前提に第三者割当により発行する転換社債型新株予約権付社債25億円を、GJFFが引き受け、資本参加する予定です。
GJFFは、日本から中東地域に向けた食品・農水産物および関連する生産・操業技術等の輸出拡大を金融面から支援することを目的として、2016年3月から投資活動を開始したプライベート・エクイティ・ファンドです。日本側よりみずほ銀行、農林中央金庫のほか官民ファンドの株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、また、中東政府系ファンド等が総額3.9億米ドルの出資を行い、2016年3月から投資活動を開始しています。
ファーマインドは、1991年の創業以来、生産者の想いを消費者に伝えることを追い求め、全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業として「生産者と消費者を繋ぐ」ことに貢献してきました。全国14拠点の青果専用センターを柱とした日本全土をカバーするコールドチェーン、独自で青果専用に開発したITシステム、さらには調達、製造・加工、マーケティング、物流、販売まで、青果流通全体を網羅する幅広い専門機能を有し、バナナ、アボカド、キウイ、パイナップルを始めとする輸入青果物から、多数の国産青果物まで幅広い商品を取り扱っています。
今回の資本業務提携を通じて、GJFFおよびMGCPとファーマインドは協働してコールドチェーンを始めとした高度なサプライチェーン技術を中東地域等、海外へ展開し、中東地域等、海外における食の安全安心の担保に貢献していきます。また、海外市場への日本産の高品質な農産品の輸出促進等を目指し、企業価値の向上を図るとともに、日本・海外の双方の生産者・消費者のニーズに貢献して参ります。
ファーマインドは「生産者と消費者を繋ぐ」という企業理念に基づき、今後も様々な側面から国内外青果流通の発展に貢献していきます。引き続き、国内外での青果物の供給体制の強化及びコールドチェーンを通じた品質向上を図り、生産者から消費者の皆様へ新鮮でおいしい青果物をお届けして参ります。