2018年10月15日
平成30年10月11日(木)、台湾のグランドハイアットホテル台北で開催された、国際フォーラム「玉山論壇」にて、当社代表取締役社長の堀内達生が、講演および、各国から集った専門家とのパネルディスカッションを行いました。
「玉山論壇」は、アジア地域における様々な課題についての多元的な対話プラットフォームとして、台湾の政府と民間が共同参画して立ち上げた国際的フォーラムで、今年で二回目の開催となります。
フォーラムには、アジアを中心とした約20か国から招待された、農業、教育、医療、経済、文化など、幅広い分野の専門家を始め、約950名が参加しました。台湾の蔡英文(さい えいぶん)総統による冒頭の挨拶に続き、各分野の専門家による、講演とパネルディスカッションが行われました。
ファーマインドは、「アジア地域の農業の活性化」に関するセッションで、「青果流通における生産者の収入を如何に向上させるか」というテーマで講演しました。その中で堀内社長は、「青果流通では、『品質の劣化』と『需給のアンバランス』という、2つの要因によるロスが、生産者の収入の向上を妨げている」と指摘しました。その上で、こうした状況を改善するためには、「生産者と消費者をつなぐ、『物流』と『情報』の2つのネットワークの整備が不可欠である」とし、具体例として、ファーマインドが日本で構築してきたコールドチェーンとITシステムについて紹介しました。
さらに、こうしたファーマインドのノウハウを生かし、台湾の青果流通の発展に寄与していきたいという、今後のビジョンにも触れ、そのために、農産物の輸出入における相互協力に関する基本合意書を既に締結している、台湾の政府系農業開発公社であるMitagri社とのパートナーシップを、より深めていきたいとする考えに言及しました。
当社は「生産者と消費者を繋ぐ」という企業理念に基づき、今後も様々な側面から国内外青果流通の発展に貢献していきたいと思います。引き続き、国内外での青果物の供給体制の強化及びコールドチェーンを通じた品質向上を図り、生産者から消費者の皆様へ新鮮でおいしい青果物をお届けして参ります。
台湾の蔡(さい)総統 挨拶の様子 |
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堀内社長 講演の様子 |
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