2025年03月25日
全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業、株式会社ファーマインド(以下、ファーマインド)と、青果物流通システムの構築・運用や生産者支援事業を行うイーサポートリンク株式会社(以下、イーサポートリンク)は、2025年3月25日に、ファーマインド青海センターにて、フィリピン農業省の視察を受け入れました。日本の農林水産省にあたるフィリピン農業省は、日本のコールドチェーンネットワークについて理解を深めることを目的として、ジェネビップ ビレリカリア ゲバラ農務次官、農流担当のダニエル アタイデ次官補、在日フィリピン大使館農業アタッシュ アレリ マグヒラン担当官を始め、アグリビジネスのマーケティングやロジスティクス、販売促進を担当する職員など、総勢21名が青海センターを訪れました。
今回の視察では、日本国内の農産物流通システムを提供しているイーサポートリンクシステムや、青果物の輸入から販売までのファーマインドの情報システムについての説明を行いました。さらに、青海センターの追熟加工を行う設備(ムロ)や野菜の小分け、ミニトマトの自動包装機加工を視察されました。
ファーマインド独自のバナナ追熟加工技術や、自動化されたパッキングなどについて説明を受けたゲバラ農務次官は、「高度な追熟加工技術と、機械化されたパッキング作業の効率の良さに感銘を受けた。フィリピンで生産された青果の日本での流通が、こうした高い技術に支えられていることを知る良い機会となった」と、視察の感想を述べていました。
日本に輸入されるバナナの多くはフィリピン産であり、バナナ流通に携わるファーマインドとイーサポートリンクにとってもフィリピンは、主要な国の1つです。今回の視察の受け入れを通じ、フィリピン農業省との信頼関係を更に強固なものとし、今後もコールドチェーンを活用することで品質を維持し、廃棄ロスをなくす取り組みを強化してまいります。
![]() |
![]() |
ファーマインドとイーサポートリンクは、引き続きコールドチェーンを通じた青果物の品質向上を図り、生産者から消費者へ新鮮でおいしい青果物をお届けし、青果流通の発展に貢献できるよう努めてまいります。