2024年 8月30日
8月20日(火)、宮崎県で、農産物の持続的な輸送体制の構築について学ぶ研修会が開催され、当社のグループ会社である全日本ライン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大江慎、以下、全日本ライン)営業企画部の内山智生部長が、持続可能な青果物流の構築に向けた取り組みについて講演しました。
この研修会は「みやざき農の物流DX推進協議会」が主催したもので、農産物の生産、流通に関わる事業者、行政機関などから、約80名が出席しました。
講演では、当社が国内14か所で展開する青果センターと全日本ラインの全国物流ネットワークが有機的に繋がるコールドチェーンを核として、生産、海運、IT、マーケティングなど、青果流通に関わるあらゆる機能を網羅する当社グループの事業について紹介しました。また具体的な取り組みとして、当社の青果センターを中継拠点として活用する配送モデルや、当社グループの主要商材であるバナナなどの輸入青果をベースカーゴとして、国産青果を混載することで積載率向上とコストの低減を実現する「統合物流」が、物流の2024年問題などによる「運べない危機」を打開するための有効なソリューションであることを説明しました。
当社グループは、「生産者と消費者を繋ぐ」という企業理念に基づき、青果センターと全国を網羅する物流網を軸としたコールドチェーンを核に、青果流通を川上から川下までつなぐ機能とサービスを包括的に備える青果の総合流通プラットフォームをより強固なものにすることで、ドライバーの労働環境を守るとともに、合理的かつ効率的で持続可能な物流ネットワークを実現し、「運べない危機」を打開する物流ソリューションを提供していきます。