2024年05月23日
全国規模でコールドチェーンを展開する青果の総合流通企業、株式会社ファーマインド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀内達生、以下、ファーマインド)は、高品質な青果を効率的かつ持続的に生産できる農事業モデルを構築し国内農業の活性化に取り組んでいます。
この取り組みの一環として、2020年8月に株式会社ファーマ村いちご農園を設立し、栃木県壬生町で施設栽培を行ってきました。さらなる発展を目指し、この度、茨城県稲敷市において2haの大規模農園にて2025年12月よりイチゴの収穫を開始する計画を進めています。新たな農園では、高効率な生産を行い、持続可能な農業の実現をめざします。
完成イメージ図 |
希少な品種である「ロイヤルクイーン」の栽培に取り組んでいます。この品種は、「女峰いちご」の開発者が手がけたもので、その高い糖度と適度な酸味のバランスが絶妙で、シーズンを通しておいしく食べられます。また濃厚な香りも魅力で、果肉は真っ赤でジューシーです。また、ロイヤルクイーン他の複数の品種も栽培予定となっており、お客さまの需要に合わせたブランドラインアップを提供する予定です。
中まで真っ赤な蜜いちご |
いちごソースや冷凍いちごなどの加工品も展開し、食品ロスの削減につなげています。いちごソースは、果実成分63%と高く、糖分を抑えることで素材そのものの味わいを楽しむことができます。また、冷凍いちごは鮮度の良い生いちごをリキッド凍結で急速に冷凍しており、鮮度を保持し高品質な状態で提供できます。
中まで真っ赤な蜜いちごソース |
施設内の空間を有効活用した立体栽培により、単位面積当たりの生産量を増やすことで、経営効率の向上をめざしています。また、太陽熱を利用した暖房システムにより省エネルギーにも積極的に取り組みます。さらに、施設内の環境を自動的に管理することで品質の向上や作業負担の軽減を実現します。
【空間を有効活用するリフティングシステム】
栽培イメージ |