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Interview

商品の品質と生産性アップを
設備と技術でサポート

  • センター事業本部
  • 生産技術部
  • 武 瑞葉
  • 2024年入社
※所属・役職・インタビュー内容は2024年12月時点のものです。

技術力を武器に
商品の品質を保ち、生産性の向上を図る

センターには国内シェア30%を誇る最先端のバナナ熟成加工室をはじめ、フルーツのカットや梱包などのさまざまな設備機器があります。生産技術部は、こうした設備機器の修理保全や不具合が発生した場合の原因究明、改善策の提案などを主に行っています。また、現場の要望に応じて新しい設備の導入を提案する業務や製造ラインの増設、センター建設の計画なども対応しています。

この部署は、商品の品質を一定に保ちつつ生産性を向上させる重要な役割を担っています。多くの種類の設備を扱うため業務の幅が広く、センター内のさまざまな部署と関わる機会が多いのも特徴です。

当社はこのセンターを中心に、生産者から消費者までの青果流通を担っています。青果物を新鮮なまま美味しく無駄なく日本中に届けるのは、非常に難しいです。その点についても、当社のセンターを核とするコールドチェーンは大切な役割を担っていると感じています。食糧不足が懸念される将来はこの役割がますます重要になり、国内需要に応えるべくセンターの数や規模を拡大していく必要があります。生産技術部では、新規センターの立ち上げや設備導入に際し、最先端技術の調査や開発なども行っています。生産者が大切に作った青果物の安定供給を、私たちはハード面から未来を見据えて支えています。

設備や環境をあらゆる角度から考える
幅広い視点と経験を習得中

青果物は大きさや重さがある程度揃っていても、まったく同じというわけではありません。そのため、例えばニンジンを決まった本数ずつ包装するのにも、その袋にシールを貼るのにも、機器の繊細な調整が必要です。また果物をカットする際には、どうしても果汁が飛散する工程があるため、部品が劣化しやすく、毎日のメンテナンスが欠かせません。現在はこうした設備環境に応じて先輩と一緒に現場に行き、対応を学んでいます。機器の一部が動かない場合でもその原因はさまざま。状況から原因を推測・特定し、その場で修理可能なのか、部品の購入が必要なのか、一つひとつ考えうる対応を試しています。もともと機械の仕組みや構造には興味があったので、毎日が新鮮で楽しいです。

入社して8ヶ月が経ちますが、まだ扱ったことのない機器もあり、調整や修理が必要な箇所も毎回異なります。そのたびに先輩の豊富な知識と経験に驚かされます。複雑な機械ほど対応が難しくなりますが、教えてもらったことはその都度ノートに書き留め、後で見返せるようにクラウドに保存・整理しています。

生産技術部 武瑞葉の一日

独り立ちを目指し
“得意”を着実に増やしたい

カットフルーツの機械でパインピーラーというパイナップルの皮を剥く機械で、皮を偏らないように剥くためのセンタリングの調整を行ったことがあります。この機器は特に構造が複雑で覚えることが多いのですが、ひとつでも1人でできることが増えると達成感を感じます。次の作業手順が予想できた時や、当初は何時間もかかっていた作業が半分の時間に短縮できた時も成長を感じてやりがいにつながっています。

配属の際に上司から、独り立ちに3年かかると言われました。今は3年後までに一人である程度の業務ができるようになることを目指していますが、自分が一番得意だと自信を持てる、これなら任せても大丈夫だと思ってもらえる作業を少しずつ増やしていくことが独り立ちの近道になると考え、日々の業務に取り組んでいます。

人の役に立てることがモチベーションに

大学では人のためになる何かが得られる研究がしたいと思い、農家の役に立つという明確な研究テーマを掲げる農業機械の研究室に入りました。梨の花粉採取の効率化に関する研究をするなかで、機械の入りやすい樹形への変更や、採花方法や葯(やく)の開かせ方などのあらゆる場面に効率化の糸口があることを学びました。品質を守りつつ生産性の向上を目指す点で、生産技術部の仕事とのつながりを感じています。

就職活動でも、誰かの支えになる、誰かのために結果を出せる仕事を探していました。ファーマインドへ入社を決めたのは、生産者と消費者をつなぐという企業理念に惹かれたからです。現在は生産技術部の仕事で各部署の役に立てていることがモチベーションになっていますが、青果物の品質の担保や生産性の向上にも関わっているので、ひいては農家の役にも立てていると感じています。

日々新しい知識との出会いがあり
入社後の成長を実感

学生時代、農業機械の研究室でトラクターや草刈り機といった農業の機械に触れることはありましたが、センターの機器とは異なるため、ゼロから学ぶところからのスタートでした。先輩は工具の使い方や効率的な作業方法など基礎的なことでも丁寧に教えてくれて、今では入社前の自分からは考えられないほどの知識がついたと実感しています。また、「やってみたい作業」や「挑戦したい資格」を伝えると、積極的に挑戦させてもらえます。最近は、入社1年目ですが会社のサポート制度を活用し、国家資格の「第二種電気工事士」に挑戦。無事に取得することができました。

生産技術部には、あらゆる機械に詳しい人や制御技術に特化している人、バナナの熟成加工室を担当している人などそれぞれの分野のスペシャリストがいて、得意分野に磨きをかけられる環境も整っています。私は、機械のプログラムなどの制御分野を極めていきたいと思っています。

私にとってのファーマインドは

ゼロから専門的なスキルを磨いて
成長できる会社